最近弾きたい曲を手当たり次第にぽろぽろと弾いていました。
アルベニス、ショパン、バッハ・・ふと、何気なく手に取ったのがドビュッシーの映像、第一集。
第二集は試験やコンサートで何度も弾いたのですが、有名な第一集は中学か高校の頃弾いたっきり。しかも、水の反映までは良かったのだけど、ラモーを讃えてでなんだかつまらなくなって、運動は弾かずにそのまま放り出してしまったという体たらく。
この際勉強しようと思い、本格的に始めました。
やり始めると、あーむつかしい、あー面白い。
ドビュッシー自身、優れたピアニストだったわけですが、そのテクニックを持ってして初めて弾きこなせるのだろうなあという感じです。
とにかく求められるタッチは柔らかく、軽やかで、なおかつ深い。鍵盤をしっかり捉え、豊かな抑揚と響きで・・
ドビュッシーがピアノに向かう写真をご存知の方なら、その音色を想像する事ができるのではないでしょうか。あの、無理のない自然な姿勢。鍵盤を包み込むような手。
姿勢って本当に大事なんですよね。
昔、ピアノと自分との間に空間を、とよく言われました。そうするとよく音が聴こえるから、と。
空間と言えば、ドビュッシーの曲を弾く時は特に、空間の広がりを強くイメージします。
あーでもない、こーでもないといろいろ試しながら練習するのは、楽しいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿