2014年4月21日月曜日

練習するということ

ピアノの練習が嫌い、という人は結構いるのではないでしょうか。
かく言う私も、子供の頃は練習が大っ嫌いでした。
学生になっても、試験前やコンクール前は、なんだか「練習のための練習」のようになってしまい、無駄な時間を費やしてしまったりしました。

高名なピアニストであり教育者である井上直幸先生の著書に、「ピアノ奏法  音楽を表現する喜び」というものがあります。その中で井上先生は、僕は練習が苦痛というのは理解できない、と仰います。ピアニストにとっての練習は、料理人にとっての仕込み、大工さんにとってのいろいろな作業と一緒である。練習とは全てが「創り上げる作業」というふうに考えて、練習することが楽しくなるようにしてほしい。

まったくその通りです。
ここはどんな音で弾こうかな、このフレーズはどういうふうに弾いたらいいかな、などと常に考えながら練習すれば、毎日様々な発見があるでしょうし、練習が苦痛、嫌いということもなくなりますね。
まあ、考えついてもそれがなかなか実践できないと嫌になったりしますが、、、

この本の中では、他にも色々なことが井上先生の語り口で書かれています。一度読んで損はない、どころか、とても面白いです。オススメです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コンサート予定

・・・