2014年4月30日水曜日

モーツァルトクラリネット協奏曲

五月の終わりに、モーツァルトのクラリネット協奏曲の伴奏をする事になりました。
言わずと知れた、モーツァルト最晩年の傑作です。
モーツァルトの曲って、一見明るく見えても、なんだか常に陰があるような感じがします。孤独というか。子供の時はなーんにも考えずに弾けるけど、大人になるほど難しくなる、とよく言われますよねえ。
この曲、クラリネット協奏曲の、特に二楽章、精神が健康な時じゃないと多分無理です。聴くのも弾くのも。なんか、美しい旋律と共に違う世界に引きずられていきそうで、、
ある種恐ろしく感じてしまう。
と言いつつ、早くクラリネットと合わせしたいなーとうずうずしてます。楽しみ楽しみ。

2014年4月27日日曜日

音階とアルペジオ

忙しくてピアノが練習できない時でも、全調のスケールとアルペジオだけは毎日弾きなさいと昔言われました。
後は、3度と6度の練習も追加すれば完璧。
確かに、モーツァルトのパッセージなどは、スケールやアルペジオが既に綺麗に弾けていればそれを応用すればいいですし、弾きにくい3度も毎日やっていれば、段々指に馴染んでくると思います。
と、わかっていても本当に忙しい時に毎日できるかと言われると、、でも、忙しくなった時こそ、やらなきいけないんですけどね。こういうの。

最近は今更ハイドンにはまっています。なんか、こう、明るいんですよね。根が明るいっていうか。お茶目で、ユーモアに溢れてて、人を驚かすのが大好き、みたいな。友達にいたら楽しそうなタイプです。

2014年4月26日土曜日

初級メイン教材について

出産前に大手音楽教室で3年教えていたのですが、その頃は本当に色々な教材を使っていました。というのも、辞められた先生からの引き継ぎの生徒さんも多く、教材ごと引き継ぐ形が多かったからです。それに、自分でいいと思ったものも選びますから、使用教材は自然と増えていきました。
今までに使ったことがあるのは、
・ぴあのどりーむ
・ピアノひけるよ!シリーズ
・みんなのオルガン・ピアノの本
・バスティン
・トンプソン
・リラ・フレッチャー
・アルフレッド
・うたとぴあのの絵本
・バーナム教本(テクニックの方が有名ですが、ピアノ教本もあります)
・ピアノランド

と、こんな感じです。まあ、本当に色々(笑)。どれも一長一短あるのですが、それぞれの生徒さんに合わせて、足りない部分を他の本で補いつつ使っていました。
今は、また別の本も取り入れつつ、生徒さんの年齢などに合わせて、複数を組み合わせたりしながら使います。

今気になっているのは、トンプソンの「はじめてのピアノ教本」。トンプソンは教本1からしか使ったことがなくて、それ以前の導入の段階では他のものを使っていました。が、この本は、進み方がそこまで早くない割には、知っている曲や音楽的な曲が多いのがいいなあと思います。早くから色々な調が出てくるところもいいです。導入の時期は音符が少なく、どうしても曲が単調になりがちですから、音楽的に優れた曲に触れるのはとても大事なことです。
それと、アメリカチックなキャラクターもかわいいですし(笑)。イラストって子供にとってはかなり重要だと思います。




2014年4月24日木曜日

恩師に手紙

フランスで師事した恩師に手紙を書いています。いざフランス語で手紙を書こうとすると、なかなか時間がかかる。話す時はとにかく熱意があれば伝わりますが(笑)、文章となるとこちらもなんとなく身構えてしまうところがあります。
書いては消し、辞書を引き引き、なーんてやってたら書き始めてから既に一週間。しまった、日付が古くなってしまう・・
先生はもうご高齢で、私がコンサーティストディプロムを取得した年に、退官されました(私立の音楽院のため、定年はありません)。今年でなんと89歳!でも、まだ現役。
いつまでも真摯に音楽に向き合い、演奏を続ける、その姿勢に学ぶことは沢山あります。
先生からすれば私なんてよちよち歩きの赤ん坊みたいなもの。

先生の、少し背をかがめて、指をぺたりと伸ばして弾く、あの光景を懐かしく思い出します。またいつかお会いしたいです。

2014年4月21日月曜日

練習するということ

ピアノの練習が嫌い、という人は結構いるのではないでしょうか。
かく言う私も、子供の頃は練習が大っ嫌いでした。
学生になっても、試験前やコンクール前は、なんだか「練習のための練習」のようになってしまい、無駄な時間を費やしてしまったりしました。

高名なピアニストであり教育者である井上直幸先生の著書に、「ピアノ奏法  音楽を表現する喜び」というものがあります。その中で井上先生は、僕は練習が苦痛というのは理解できない、と仰います。ピアニストにとっての練習は、料理人にとっての仕込み、大工さんにとってのいろいろな作業と一緒である。練習とは全てが「創り上げる作業」というふうに考えて、練習することが楽しくなるようにしてほしい。

まったくその通りです。
ここはどんな音で弾こうかな、このフレーズはどういうふうに弾いたらいいかな、などと常に考えながら練習すれば、毎日様々な発見があるでしょうし、練習が苦痛、嫌いということもなくなりますね。
まあ、考えついてもそれがなかなか実践できないと嫌になったりしますが、、、

この本の中では、他にも色々なことが井上先生の語り口で書かれています。一度読んで損はない、どころか、とても面白いです。オススメです。

2014年4月20日日曜日

立川子ども未来センター

乗り物好きな子どもを連れて、武蔵小金井駅から電車とバスを乗り継いでお出かけしていたら、国立から立川に行く途中に「立川子ども未来センター」というのがあったので、途中下車して行ってみました。
たましんホールの隣にある、広々とした新しい建物。
一階は子ども支援センターや授乳室、一時預かり保育室などで、二階は漫画カフェになっています。幼児向けの絵本もあるし、カレーやうどんなどの軽食も販売。地下はスタジオ、ギャラリーなどになっているようです。
たくさんの親子連れ、中高生たちが楽しそうに過ごしていました。
立川市、すごいですねー。小金井市は子供に対してのサービスが圧倒的に不足しているので、うらやましいです。
学生時代は立川によく行きましたが、その頃とは随分様変わりしました。来年にはららぽーともできるみたいですし、ますます発展するのでしょうね。


2014年4月14日月曜日

コンサート終わりました

昨日、コンサートが終わりました。ご来場くださった皆様にお礼申し上げます。
コンサート会場である「かまがや木楽の家」は、オーナー夫妻がバルセロナ在住チェンバリストのお嬢様のために作られた、古楽演奏会のためのホールです。
お客様との距離も近く、夫妻のお人柄もあるのでしょう、とても温かい雰囲気でした。舞台奥に当たる部分は全て窓になっていて、そこから溢れんばかりの新緑を楽しめます。まるで森の中で弾いているよう!
コンサートでは、初期バロックから現代までの「祈り」にまつわる歌曲と、ピアノソロではラヴェルのソナチネを弾かせていただきました。
産後初のソロでしたが、まだまだ勉強が足りないなあと痛感。一生かかってどこまで辿り着けるのでしょうか。せめて入り口くらいまでは行きたいものです。
ご一緒させていただいたテノールの長尾譲さんは、一曲毎に曲目解説を交えながら歌われたのですが、キリストに纏わるお話をたくさんされて、とても勉強になりました。あまりに淀みなくお話なさるので、途中でありがたい説話を聞いている気分に、、(笑)
もちろん歌も素晴らしかったです!

また日々精進します。





2014年4月4日金曜日

ラフォルジュルネオジャポン

子供が生まれてからはコンサートからすっかり遠ざかっていましたが、彼らの成長を見て、もしかして今年当たり行けるかも?という気になってきました。
ふと思い出したのが、このイベント。確かベビー、キッズ向けのプログラムもあったはず。なんと今年は10回記念だそうで、お祭り騒ぎです。
演奏者を見ると、フランスでおなじみの面々。あら懐かしや。
子連れで有楽町まで行って帰ってくるのが少々億劫ではありますが、、
音楽好きな方はもうチェック済みでしょうが、もしご存知ない方で気軽にコンサートを楽しみたい、という方はぜひHPを見てみてくださいね。LFJ2014で検索です。

コンサート予定

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