2015年5月27日水曜日

埴生の宿

埴生の宿(はにゅうのやど)という曲をご存知でしょうか。
原題は、Home sweet home。イングランドの曲です。
生徒さんに宿題で出したところ、
「・・・はにゅうって、何ですか?」
・・・何でしょう。そういえば考えた事なかった・・。
はにゅうと言えば、フィギュアスケートの羽生くんか、サッカーJリーグ、元ジェフ千葉の羽生しか思いつきません!今はFC東京だけど!

というわけで調べてみると、ちゃんとした床や壁がなく、土が剥き出しになっているような粗末な家、ということらしいです。
それでもやはり、生まれ育った我が家は愛おしく懐かしい、Home sweet home。
な、なるほど。。
確かに旋律は優しく、昔を思い出すような感じ。
これで一層感情を込めて演奏できそうですね。豆知識豆知識。

2015年5月19日火曜日

ドビュッシー 映像第一集

最近弾きたい曲を手当たり次第にぽろぽろと弾いていました。
アルベニス、ショパン、バッハ・・ふと、何気なく手に取ったのがドビュッシーの映像、第一集。
第二集は試験やコンサートで何度も弾いたのですが、有名な第一集は中学か高校の頃弾いたっきり。しかも、水の反映までは良かったのだけど、ラモーを讃えてでなんだかつまらなくなって、運動は弾かずにそのまま放り出してしまったという体たらく。
この際勉強しようと思い、本格的に始めました。
やり始めると、あーむつかしい、あー面白い。
ドビュッシー自身、優れたピアニストだったわけですが、そのテクニックを持ってして初めて弾きこなせるのだろうなあという感じです。
とにかく求められるタッチは柔らかく、軽やかで、なおかつ深い。鍵盤をしっかり捉え、豊かな抑揚と響きで・・
ドビュッシーがピアノに向かう写真をご存知の方なら、その音色を想像する事ができるのではないでしょうか。あの、無理のない自然な姿勢。鍵盤を包み込むような手。

姿勢って本当に大事なんですよね。
昔、ピアノと自分との間に空間を、とよく言われました。そうするとよく音が聴こえるから、と。
空間と言えば、ドビュッシーの曲を弾く時は特に、空間の広がりを強くイメージします。
あーでもない、こーでもないといろいろ試しながら練習するのは、楽しいものです。




2015年5月9日土曜日

人生の宿題

ずっとドビュッシーのベルガマスク組曲を勉強している大人の生徒さんがいるのですが、ベートーヴェンも弾いてみたい、と、ソナタ全集を持って来られました。
どれがいいかな、とパラパラめくっていると、生徒さんが一言、

「やっぱり先生は全部弾かれたんですよね・・」

いえいえいえ!弾いてませんから!
そりゃ、全曲弾ければいいですけど。理想ですけど。
全曲演奏会や、全曲録音しているピアニストはいますが、やっぱりそれは偉大な事なのです。
それにしても思うのが、ピアノのレパートリーって限りないなと。
こんなに曲に恵まれている楽器って、他にないです。
ピアニストは感謝しなければいけないと思います。
でも、ああ、あれもやってない、これもやってない、と思うばかりでなかなか弾きたい曲が全て弾けるわけではないんですよね。
生きてる内にどれだけ弾けるのかしら、、

子どももそうですが、特に大人の生徒さんには、弾きたい曲をじゃんじゃん弾いて欲しいと思います。憧れの曲、弾きたい曲はモチベーションが上がるし、本当に限られた時間しかない大人こそ、そういう楽しみ方が必要なのではないかと思います。

2015年5月1日金曜日

かえるくんこんにちは

以前はかなり殺風景だった我が家の玄関ですが、、、
遂に緑化始めました。
遂に、というのは、まあ、私、苦手なんですよね。植物を育てるのが・・マメじゃないんでしょうね、きっと。
でも、やっぱりグリーンがあると気持ちがいい♪
頑張って少しずつ増やしていきたいです。

で、折角だから置物でも、と思って買ったのが、小さな「かえる」。
たまたまカエルが売ってあったというのもあるんですけど、最近アーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」シリーズにはまっていまして。
生徒さんのお母様に本を頂いたのがきっかけで、シリーズ4冊全部揃えてしまいました。
「おてがみ」という話がどこかの教科書に載っているそうなので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、とにかく、2人の友情が何とも言えずいいんですよねー。読んだ後に心がぽかぽかしちゃいます。
大人が読んでも、子供が読んでも楽しめる、オススメのシリーズです。

コンサート予定

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