2015年11月1日日曜日

音楽と言葉について

日曜午後、NHKFM(ラジオ)で放送中の、「気楽にクラシック」。
泣く子も黙る美人ピアニストの三浦友理枝さんと、ふかわりょうさん(ええ、あのふかわさんですとも)がパーソナリティの、名前の通りお気楽な感じのクラシック番組です。
番組の中の1コーナーに、クラシックの名曲にリスナーが勝手に自由な名前をつけちゃおう、というものがあります。
今日のテーマは、ブラームスの交響曲第4番、第一楽章。
ミド、ラファ、レシ、ソミ、という切々とした短調のメロディーに、あるリスナーが「なぜ、なの、どう、して」という歌詞をつけていました。
まあそれがピッタリなのなんのって。ふかわさんもツボにはまったようで、絶賛。

こういうの、実は他にもあるんですよね。音大時代、誰が言うでもなくなんとなく皆知ってたような。
例えば、ショパンのピアノソナタ第3番の冒頭。ソファレシファーのとこ。
♪あらいやだーいーやーだー お風呂なしのー四畳半
かなり時代を感じますけど、、、うーんと昔の音大生が考えたんでしょうね、、
同じくショパンの今度は第2番の冒頭。レシ、ドレシ、のとこ。
♪愛って何、愛って何、愛って何?
こちらはメロディーとピッタリはまる感じがして好きかも。

こういうの、ふざけてるだけみたいに見えますが、フレーズに言葉を当てはめるって、結構音楽を考える上でヒントになるのかも。
ただし、そのフレーズにぴったりな言葉でね。
ピアニストのバドゥラ・スコダも、著書「モーツァルト 演奏法と解釈」の中で、どのようにフレージングするかを考える時、何か言葉を当てはめればすぐにわかると書いていますし。

音楽と言葉、ピアノ曲と歌曲については色々思う事あるのですが、またそれは別の機会に書きたいと思います。




コンサート予定

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