2015年12月9日水曜日

発表会について

来年3月21日(祝)に、初めての発表会を開催することになりました。
そろそろ曲決めです。大人の方はもう練習を始めていますが、子どもは大体練習期間を2ヶ月半位に設定しています。あまり背伸びをしすぎず、でも舞台に向けて頑張れるような素敵な曲。曲を決めるのはとても大変ですが、楽しい作業です。
私自身はと言えば、今週土曜日にある、声楽発表会の伴奏に向けて、練習中です。
今年は家族中に風邪が蔓延して、なかなか思うように練習時間が取れない日々が続きましたが、なんとか踏ん張っています。。




2015年11月1日日曜日

音楽と言葉について

日曜午後、NHKFM(ラジオ)で放送中の、「気楽にクラシック」。
泣く子も黙る美人ピアニストの三浦友理枝さんと、ふかわりょうさん(ええ、あのふかわさんですとも)がパーソナリティの、名前の通りお気楽な感じのクラシック番組です。
番組の中の1コーナーに、クラシックの名曲にリスナーが勝手に自由な名前をつけちゃおう、というものがあります。
今日のテーマは、ブラームスの交響曲第4番、第一楽章。
ミド、ラファ、レシ、ソミ、という切々とした短調のメロディーに、あるリスナーが「なぜ、なの、どう、して」という歌詞をつけていました。
まあそれがピッタリなのなんのって。ふかわさんもツボにはまったようで、絶賛。

こういうの、実は他にもあるんですよね。音大時代、誰が言うでもなくなんとなく皆知ってたような。
例えば、ショパンのピアノソナタ第3番の冒頭。ソファレシファーのとこ。
♪あらいやだーいーやーだー お風呂なしのー四畳半
かなり時代を感じますけど、、、うーんと昔の音大生が考えたんでしょうね、、
同じくショパンの今度は第2番の冒頭。レシ、ドレシ、のとこ。
♪愛って何、愛って何、愛って何?
こちらはメロディーとピッタリはまる感じがして好きかも。

こういうの、ふざけてるだけみたいに見えますが、フレーズに言葉を当てはめるって、結構音楽を考える上でヒントになるのかも。
ただし、そのフレーズにぴったりな言葉でね。
ピアニストのバドゥラ・スコダも、著書「モーツァルト 演奏法と解釈」の中で、どのようにフレージングするかを考える時、何か言葉を当てはめればすぐにわかると書いていますし。

音楽と言葉、ピアノ曲と歌曲については色々思う事あるのですが、またそれは別の機会に書きたいと思います。




2015年10月8日木曜日

おさらい会の効能

おさらい会が終わりましたが、その次の週のレッスンはお休み、なんてこともなく、平常運転です。
なぜかと言うと、終わった後って、結構大事だと思うからです。
人前で弾いた記憶が新しいうちに、次につなげるための一歩を踏み出して欲しいのです。

早速今日、おさらい会の効果テキメンだった小学生がいました!
彼はピアノを始めて半年強、普段は気を付けてはいるけど、なかなか指の形まで気が回らない。が、今日のレッスンでは、とても綺麗な手の形で弾いている。しかも、スタッカートの手首の使い方もとても自然。
なんか今日はとっても上手だなーと思っていると、お母様が種明かし(?)をして下さいました。

先日のおさらい会では、大人の生徒さんや、私も演奏したのですが、彼はその時にずっと手が見える位置で聴いていた。そしたら、そのイメージが頭に残っていて、自然と綺麗な手の形で弾けるようになった。

・・・うーん、素晴らしい。
でも、私も思い当たること、あります。
偉大なピアニストの演奏を聴いた後は、なんだかとても自由に弾けるのです。
それも、生で聴いた時が一番。
生徒さんにもぜひ、そのイメージを持ち続けて欲しいものです。

そんなことを思うと、やっぱりコンサートに行くっていうのは得難い体験なのだなあと実感します。練習もいいけど、いい演奏を聴くのもとても大事ですね。


2015年10月3日土曜日

おさらい会終わりました

第一回おさらい会が、無事に終わりました。
皆さん、いい緊張感の中、それぞれがとてもいい演奏をしたと思います。
私も、二曲弾かせていただきました。
自分が弾くより、生徒さんが弾くのを聴くのが、本当にドキドキしてしまって、終わった後は安心感からどっと疲れが・・・
しかも苦手なしゃべりもありましたし。
もうちょっと上手に進行ができるようになりたいです。。
とにかく、皆さんお疲れ様でした。
また次に向けて頑張りましょう♪

2015年10月1日木曜日

ピアノを弾く時の手の形

昔はよく、「卵をつかむような形で」と言われたものです。
ところが今は、そんな教え方は古い、そういう言い方をする先生には習わない方がいいといった事を書いてあるページが、ネット上にあったりします。
ピアニストの演奏を見ても、確かに手をぺたっと伸ばして弾いているような、、、

そうなると、何が正しいの?とわからなくなってしまう方もいらっしゃるのでは。

が、要するに肝心なのは、第一関節です。
つまり、第一関節(指先の関節)が極端に内側に凹んでいると、マズイのです。
手を伸ばしているピアニスト(私もそのタイプですが)だって、第一関節はしっかりしているはず。
なぜなら、そうでないと指の独立ができない→速いパッセージが弾けないということになるからです。これでは、少し難しい曲になるともうお手上げです。

そこを鍛えるために、習い始めの子どもたちには、口をすっぱくして指先指先と言っているわけです(幼児にはそこまで厳しくしませんが)。卵の形というのも、ごく初期の段階ではいいのではないでしょうか。指の付け根で天井をしっかりつくって、指先が潰れないように。
そうして基本をしっかり作ってから、手を伸ばすなりなんなり、色々なタッチでひけばいいのです。

一番自然なのは、腕をブラ〜ンと降ろした状態の時の、手の形です。不自然に丸くなく、自然になだらかな曲線を描いているはず。それをそのまま鍵盤に乗せれば、一番いい手の形になります。






2015年8月28日金曜日

おさらい会に向けて

10月のおさらい会に向けて、皆さん準備を始めています。
大人の方は余裕を持って、子どもたちはそろそろ譜読みを。
人前で弾くのが久しぶりの人、初めての人。
生徒さんにとっていい経験になるよう、私も頑張ります。

2015年7月28日火曜日

ピティナピアノステップ曲集

ピアノを習い始めて5ヶ月の、小学2年生の男の子がいます。
とても熱心で、発想も面白く、毎回楽しくレッスンしています。今までずっと、バーナムピアノ教本をメインに進めてきましたが、そろそろ併用曲集をやってもいいかなと思い、本を増やしました。
バーナムピアノ教本は進度が緩やかで、さくさく進められて読譜力を身につけるにはとても良いのですが、いわゆる古典的な伴奏(ドミソドミソとか、ドソミソとか)に関しては少し弱いのが難点でしょうか。それを補う目的もあります。また、知っている曲を弾ける!というのはモチベーションアップに重要です。
それで選んだのが、ピティナピアノステップ曲集。
聞き馴染みのある曲が、易しくアレンジされてたくさん載っています。左手で旋律を弾く箇所があるのもポイント高。左手を歌う練習にもってこい。オーケストラの編曲があるのもとても良し。そこから興味が広がるかもしれないから。
マイナスポイントと言えば、時々、なぜこの選曲を…という曲があることですかねー。まあ、元々ピティナのステップのために、幅広い年代の方が楽しめるような作りになっているからなんでしょうけど。

とにかく、これからますますピアノが好きになってくれるよう、私も頑張って行きたいです。

2015年6月8日月曜日

メール配信スタート

常々思っていることがあります。
それは、生徒さんに、色々な曲を聴いてほしい!ということです。
ちなみにこの場合の色々とは、「ピアノの曲以外の色々」を指します。
つまり、オーケストラだったり、歌だったり、弦楽四重奏だったり。
ピアノを教える際、ここはヴァイオリンの音色をイメージして、とか、管楽器の感じ、とか言う事があるのですが、そもそも生徒さんがその音色を知らなければ、全くピンと来ない指導になってしまうという、、
でも、聴いて下さいと言っても何を聴いたらいいのか?と皆さん思われるかもしれないので、
私が独断と偏見(?)でクラシック番組を選んで、メール配信する事にしました。
まずはそこから始めて、どんどん興味が広がってくれればいいなあと思います。

歌を聴くのも重要ですよね。
ショパンは、自然な演奏ができるようになるには、イタリアの歌手を頻繁に聴きに行きなさい、と言っていたそうです。
ピアノを弾く時には物理的な息継ぎは必要ありませんが、メロディーを実際に歌ってみると、自然なフレージングが自ずとわかってきます。
この事を習い始めの早い段階から意識して弾くことが、とても重要だと思います。

2015年5月27日水曜日

埴生の宿

埴生の宿(はにゅうのやど)という曲をご存知でしょうか。
原題は、Home sweet home。イングランドの曲です。
生徒さんに宿題で出したところ、
「・・・はにゅうって、何ですか?」
・・・何でしょう。そういえば考えた事なかった・・。
はにゅうと言えば、フィギュアスケートの羽生くんか、サッカーJリーグ、元ジェフ千葉の羽生しか思いつきません!今はFC東京だけど!

というわけで調べてみると、ちゃんとした床や壁がなく、土が剥き出しになっているような粗末な家、ということらしいです。
それでもやはり、生まれ育った我が家は愛おしく懐かしい、Home sweet home。
な、なるほど。。
確かに旋律は優しく、昔を思い出すような感じ。
これで一層感情を込めて演奏できそうですね。豆知識豆知識。

2015年5月19日火曜日

ドビュッシー 映像第一集

最近弾きたい曲を手当たり次第にぽろぽろと弾いていました。
アルベニス、ショパン、バッハ・・ふと、何気なく手に取ったのがドビュッシーの映像、第一集。
第二集は試験やコンサートで何度も弾いたのですが、有名な第一集は中学か高校の頃弾いたっきり。しかも、水の反映までは良かったのだけど、ラモーを讃えてでなんだかつまらなくなって、運動は弾かずにそのまま放り出してしまったという体たらく。
この際勉強しようと思い、本格的に始めました。
やり始めると、あーむつかしい、あー面白い。
ドビュッシー自身、優れたピアニストだったわけですが、そのテクニックを持ってして初めて弾きこなせるのだろうなあという感じです。
とにかく求められるタッチは柔らかく、軽やかで、なおかつ深い。鍵盤をしっかり捉え、豊かな抑揚と響きで・・
ドビュッシーがピアノに向かう写真をご存知の方なら、その音色を想像する事ができるのではないでしょうか。あの、無理のない自然な姿勢。鍵盤を包み込むような手。

姿勢って本当に大事なんですよね。
昔、ピアノと自分との間に空間を、とよく言われました。そうするとよく音が聴こえるから、と。
空間と言えば、ドビュッシーの曲を弾く時は特に、空間の広がりを強くイメージします。
あーでもない、こーでもないといろいろ試しながら練習するのは、楽しいものです。




2015年5月9日土曜日

人生の宿題

ずっとドビュッシーのベルガマスク組曲を勉強している大人の生徒さんがいるのですが、ベートーヴェンも弾いてみたい、と、ソナタ全集を持って来られました。
どれがいいかな、とパラパラめくっていると、生徒さんが一言、

「やっぱり先生は全部弾かれたんですよね・・」

いえいえいえ!弾いてませんから!
そりゃ、全曲弾ければいいですけど。理想ですけど。
全曲演奏会や、全曲録音しているピアニストはいますが、やっぱりそれは偉大な事なのです。
それにしても思うのが、ピアノのレパートリーって限りないなと。
こんなに曲に恵まれている楽器って、他にないです。
ピアニストは感謝しなければいけないと思います。
でも、ああ、あれもやってない、これもやってない、と思うばかりでなかなか弾きたい曲が全て弾けるわけではないんですよね。
生きてる内にどれだけ弾けるのかしら、、

子どももそうですが、特に大人の生徒さんには、弾きたい曲をじゃんじゃん弾いて欲しいと思います。憧れの曲、弾きたい曲はモチベーションが上がるし、本当に限られた時間しかない大人こそ、そういう楽しみ方が必要なのではないかと思います。

2015年5月1日金曜日

かえるくんこんにちは

以前はかなり殺風景だった我が家の玄関ですが、、、
遂に緑化始めました。
遂に、というのは、まあ、私、苦手なんですよね。植物を育てるのが・・マメじゃないんでしょうね、きっと。
でも、やっぱりグリーンがあると気持ちがいい♪
頑張って少しずつ増やしていきたいです。

で、折角だから置物でも、と思って買ったのが、小さな「かえる」。
たまたまカエルが売ってあったというのもあるんですけど、最近アーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」シリーズにはまっていまして。
生徒さんのお母様に本を頂いたのがきっかけで、シリーズ4冊全部揃えてしまいました。
「おてがみ」という話がどこかの教科書に載っているそうなので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、とにかく、2人の友情が何とも言えずいいんですよねー。読んだ後に心がぽかぽかしちゃいます。
大人が読んでも、子供が読んでも楽しめる、オススメのシリーズです。

2015年4月3日金曜日

新学期

4月になりましたね。
丁度一年前開講した貫井北町ピアノ教室ですが、ありがたいことに少しずつ生徒さんも増えてきました。
なので、発表会とは別に、ちょっとした弾き合い会を秋に予定しています。
発表会ではないので、レッスンで弾いている曲を、丁寧に仕上げて人前で弾く。
普段なかなか他の人の演奏を聴く機会がないですし、人前で弾く機会が発表会だけというのもなんなので、こういう気楽な会があってもいいのではと思います。
フランス語では「オーディション」と言うのですが、こういう弾き合い会をよくやっていました。オーディションと言うと日本ではコンクールと同じような意味に捉えられていますよね。
最初先生に、オーディションやるから、と言われた時はビビりましたが(笑)、何の事は無い、プチ門下発表会で一安心。

さあ、私も何か弾こうかなー。

2015年3月23日月曜日

親子で楽しむ音楽会終わりました

米沢での、親子で楽しむ音楽会、無事終わりました。
0歳からのコンサートということで、観客席は親子でいっぱい。
途中で飽きたりしないかな?と心配しましたが、最後まで集中して観ていただけたようで、良かったです!
私が出演した第一部のサウンドオブミュージックでは、地元の高校生が子ども役で出演したのですが、全体稽古がたったの2回しかなかったのに、本番ではバッチリでびっくりしました。当日のリハーサル時に、ここ変更します、と言っても、ハイッ!といってやってしまう、この若さと柔軟さ。素晴らしすぎます。
また、ご指導の先生方も熱心な方ばかりで、本当に素晴らしい舞台になったと思います。
米沢の皆様、ありがとうございました。

個人的なことを言うと、米沢在住の大学の先輩に卒業以来始めて再会できて、とても嬉しかったです!
先輩は、国立音楽大学を首席で卒業され、主に山形でご活躍されていらっしゃいます。音楽会の第二部は地元のオーケストラの演奏だったのですが、その指揮者の方と室内楽をされているそうです。
ものすごい実力をお持ちなのに、大学時代からすごく控えめで謙虚でしたが、そこは今も全然変わらず・・・(笑)
昔も今も憧れの人です♪


親子でのコンサートというのは、得難い体験になると思うので、私も何か企画できたらな〜なんて思っています。

2015年2月13日金曜日

親子で楽しむ音楽会

日帰りで、米沢に稽古に行ってきました。
実は冬に雪国に行くのは初めて。
一面の雪景色に、「うわー、雪しかない!」というなんとも間抜けなコメントをして、山形出身のソプラノ歌手の方に呆れられてしまいました(笑)。
今回のコンサートでは、ミュージカルの金字塔、サウンドオブミュージックを演奏します。大好きな映画だし、曲も素敵なものばかりなので、弾いていて楽しいです。

コンサートでは、米沢東高校の皆さんとも共演するのですが、いやー、高校生って若いですね、、歌いながら踊ったり、隊列を組んだりと、かなり複雑な動きが要求されるのですが、飲み込みも早く、何というか、若さの瞬発力みたいなものを感じました!

ミュージカルは前半で終わり、後半は、管弦楽コンサートをお楽しみいただけます。
米沢、東京から意外と近い(2時間強です)ので、ぶらっと東北新幹線に乗って雪国に旅するのもいいですよ〜。
何と言っても米沢牛、美味しいし!

〜親子で楽しむ音楽会〜

3月8日 (日)  13:30開場  14:00開演   (15:45終演予定)  全席自由500円(当日800円)
                      米沢 伝国の杜

第一部  サウンドオブミュージック
               出演: ソプラノ  田中麻理(マリア先生)
                         テノール  鈴木崇 (トラップ大佐)
                         合唱          大矢真美、米沢東高校音楽部声楽班
                         ピアノ      長野真保

第二部   管弦楽コンサート
               交響曲第7番 第一楽章 (ベートーヴェン) 他
               出演:  伝国の杜オーケストラ
                           指揮・お話   竹谷智


2015年1月4日日曜日

明けましておめでとうございます

2015年が始まりましたね。皆さん目標など立てられましたか?
私の今年の目標は、ずばり、毎日自分のためにピアノに触る!ことです。
どこの子どもの目標かって感じですが、なかなかこれが難しい、大人になると。
色んなものに振り回されながらも、ぼちぼちやっていきたいです。

3月に山形で、子ども向けコンサートに出演する予定なので、当面はその準備に追われそうです。
とりあえず早く楽譜欲しいな・・・。

コンサート予定

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